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ガーベラの手入れの仕方

 ガーベラは買ってきたままの状態で水につけておくと、思ったよりも早く駄目になってしまう事があります。そうです、残念ながらガーベラは長く楽しもうと思うと比較的手のかかる種類の花なんです。そんなガーベラの手入れの仕方ですが…

 まず、買ってきたら茎の足元を水につけます。そのまま水の中で数cm程切り詰めます。そしてすぐに花瓶に移します。しばらくすると水を良く吸上げてシャキッとします。この時花瓶の水が多い方が具合がいいです。もしも萎れてふにゃふにゃになっていたら、新聞紙などで包んで茎をまっすぐな状態にしてやりながら水揚げするといいでしょう。茎が曲がってしまうのを防げます。茎が曲がった状態と言うのも面白いので敢えてそうするのもありでしょう。

 ガーベラを水に着けておくと、まず茎から腐り始めます。茎が腐ると水を吸えなくなり寿命が尽きてしまいます。なので、水をこまめに新しいものに替え、なおかつ時々茎を切って断面を新しい状態に保ってあげると効果的です。水替えのタイミングは夏ならば1,2日、冬場なら5,6日は放っておいても大丈夫でしょう。また、水の量を少なめにしておくのもポイントです。

 水をこまめに入れ替えるのは手間がかかります。そこで手軽に出来る対策は、塩素系の洗剤を探してきて花瓶の水に数滴垂らすことです。これだけで雑菌の繁殖が抑えられますので、凄く保ちがよくなります。効果絶大です。実は何十年も行われている由緒正しい処理方法なんですよ。洗剤が多すぎる時は、時間の経過につれて茎が漂白されてくるのでわかります。

 例えば梅雨時などの湿気が多い時期は花の中心にカビが出ます。これを防ぐには、風通しを良くすると言う消極的な手段もありますが、市販の殺菌効果や、コーティング効果のあるスプレー等を使うのも手でしょう。

 市販されている鮮度保持材を利用すると言うのも効果ありです。ただし、栄養分や界面活性剤が含まれているものは適しませんので注意してください。


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